ラウドネスメーター
ラウドネスメーターは、EBU R128 / ITU-R BS.1770 準拠の LUFS (Loudness Units relative to Full Scale) 測定をリアルタイムに表示します。
ラウドネス解析はサーバーサイドで FFmpeg の ebur128 フィルター (ebur128=peak=true) を使って実行されます。解析結果はフレーム単位で保存され、フロントエンドで再生位置に同期して表示されます。
| 項目 | 略称 | 説明 |
|---|---|---|
| Momentary | M | 直近のラウドネス (約 400 ms ウィンドウ) |
| Short-term | S | 短期ラウドネス (3 秒ウィンドウ) |
| Integrated | I | 楽曲全体の平均ラウドネス (LUFS) |
| Loudness Range | LRA | ダイナミックレンジ (LU 単位) |
| True Peak L | FTPK-L | 左チャンネルのトゥルーピーク (dBFS) |
| True Peak R | FTPK-R | 右チャンネルのトゥルーピーク (dBFS) |
ピークメーターの挙動
Section titled “ピークメーターの挙動”L/R のピークメーターは以下の挙動 (バリスティクス) で動作します:
| 項目 | 値 |
|---|---|
| アタック | 即時 (新しいピーク値に瞬時に追従) |
| リリース速度 | 20 dB/秒 |
| ピークホールド | 2 秒間保持 |
| ホールドリリース速度 | 10 dB/秒 |
| 表示範囲 | -60 〜 0 dBFS |
カラーコーディング
Section titled “カラーコーディング”メーター表示はラウドネス値に応じて色分けされます:
| LUFS 範囲 | 色 | 意味 |
|---|---|---|
| -5 以上 | 赤 | オーバー — クリッピングの危険あり |
| -9 〜 -5 | オレンジ | 高い — 注意が必要 |
| -14 〜 -9 | 黄 | 中程度 — 多くのプラットフォームの基準付近 |
| -14 未満 | 緑 | 安全 — 十分なヘッドルームあり |
メーターのスムーズな動きを実現するため、フレーム間の値を線形補間 (linear interpolation) しています。現在の再生位置に対応するフレームをバイナリサーチで高速に特定し、前後のフレーム値を補間して表示します。
ストリーミングプラットフォームの基準値
Section titled “ストリーミングプラットフォームの基準値”| プラットフォーム | ラウドネス基準 | トゥルーピーク基準 |
|---|---|---|
| Spotify | -14 LUFS | -1.0 dBTP |
| YouTube | -14 LUFS | -1.0 dBTP |
| Apple Music | -16 LUFS | -1.0 dBTP |
| ニコニコ動画 | -14 LUFS | -1.0 dBTP |
| CD | -9 LUFS | -0.3 dBTP |
| 放送 (EBU R128) | -23 LUFS | -1.0 dBTP |
ワークフローとの連携
Section titled “ワークフローとの連携”ラウドネス値はワークフローの以下のノードで使用できます:
- ラウドネス閾値 — 指定した LUFS 値以上/以下かを判定するゲート
- プラットフォーム基準チェック — プリセット基準 (Spotify 等) との適合判定
- IF 分岐 —
loudnessフィールドで分岐条件を設定